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中国上海子連れ旅行記(杭州ツアー) [上海子連れ旅行記]

上海旅行記TOP[中国上海子連れ旅行記(準備編)]

 定番の杭州ツアーを申し込んでみました。実際に申し込んだのは魅力上海というところのツアーでした。s16.JPG

(2017改定;魅力上海というツアー会社はなくなっているようです。さすが中国という所でしょうか・・[がく~(落胆した顔)])

 

 現地発着のオプショナルツアーをいろいろ見てみると、大きな違いは移動手段。列車・バス・車の選択です。調べてみて杭州は意外と遠いこともあり、新幹線型の車両が使われている列車で行くことにしました。子連れですので自由度やトイレがいつでも行けることも重要視しました。従来型の列車では、見たとたんに泣き出しそうなトイレとのことでしたが、新幹線型なら安心です。

バスや車は、やはり、中国の交通事情を考えると心配です。アメリカ車を使っているツアーを宣伝しているサイトもありましたが若干割高。それに、個人的にはアメリカ車の大味な乗り心地はあまり好きではありません。バスは日本の高速バスのような快適さは望めないでしょうし、トイレ付きなどまず無理かな?と考えました。   

列車でのツアーに限定すると、調べた範囲でみつかったのは、魅力上海・トラベルドンキー列車 で行く ! 杭州 日帰り 観光)上海ナビ(CRH新幹線で行く、杭州日帰り観光)。上海ナビ(大人名・子供同額で810元)とトラベルドンキーは同じような内容で子供料金があるトラベルドンキーの方が安め(大人820元・子供780元)。質問へのレスポンスも良好で好印象でした。ただし、お腹をすかせて上海南駅に帰ってからどうするか迷うところ。魅力上海は帰りの交通費が含まれていること・夕食後に帰ることが違いますが、帰りの列車は20時過ぎ、夕食は19時には終わりそうなので、長い待ち時間になりそう。

魅力上海に何回か問い合わせをしたところ、細かい質問にレスポンスは遅いながらも(一日半かかります)、細かく答えてくれたのは好印象。

決め手は、帰りの列車は早めることができるという回答だったので、頼むことにしました。ところが、申し込んでみたら「早めの帰りの列車は切符がとれませんでした」とのこと。できるという回答をもらってから正式申し込みまで数日ですから、始めからやらないつもりでの約束であった可能性もあり?!。これが中国流かもしれません。

料金ですがHPには子供料金表示されていませんでしたが:”大人の料金:980元×2名様 計:RMB1,960元・子供の料金:800元×2名様 計:RMB1,600元・合計:RMB3,560元”とメールが来ました。手続きが若干面倒でしたがクレームがききやすいPayPal.comというシステムで前払い金をクレジットカードで払い込み。現地で残高を会計というシステムでした。

ツアー開始です。

前日、私には気がかりができてしまいました。前夜遅く(10時過ぎ)にホテルに電話が来て、出発を8時から7時半に早めて欲しいと言われたのです。日本時間では8時半なので、時間的には許容範囲ですが、悪意ある第三者が正規のガイドより早めに来ても確かめようがありません。既に中国の窓口も閉まっている時間帯ですし。困った対応です。理由は日食前の混雑があるので渋滞が心配“なので、とりあえず納得はできますが。

 少なくとも、会ったとたんに料金請求されたら8時までホテルで待つつもりで、緊張しながら待ち合わせへ。でも、結果的にこの心配は徒労に終わりました。韓国でのツアーと違って、料金の請求は昼食後でしたし、案内も的確で安心してまかせることができました。ただし、同僚間での不仲であるなどがあればどうにもならないところと考えるのは推理小説の読み過ぎですか(笑)。

 

 さて、ツアー開始です。他のツアーでは、上海までの送迎と杭州内のガイドは別とのことでしたが、魅力上海ではホテル発からホテル着まで一人のガイドさんがしっかり付き添ってくれたんです。これは、申し込み前には気がつかなかったのですが最も良かった点でした(北京・上海・杭州など、それぞれの地域間でガイドさんの不仲もあるらしい記載もみかけました)。

 ホテルをタクシーで8時前に出発。通りを南下し巨大な橋へ。もちろん渋滞していましたが、それほどではなく、上海南駅についたのは、8時少し過ぎ。結局、到着は早く、待ち時間が長くなるという結果となりました。

さて、上海には2つの駅があって北の玄関口の上海駅と杭州など南の玄関口になる新しい上海南駅。上海南駅はそれだけでも見物でした。驚きを持って見てしまいました。まず、高速からそのまま三車線程度のループを描いて道路が駅の周りを回っており、アプローチは俊逸。駅舎は縦長のホームの上に円柱がのった形。無駄なスペースは多いのですが、新鮮なつくりですね。どこにでもあるセキュリティがあることからも、空港のイメージです。ただし、この時間では、まだ、開いていません。ショッピングスペースにはいることもできずに新幹線の待合いへ。ここは旧来のイメージで、もう既に8割方(1時間以上前ですが・・・)乗客が埋まっています。基本的に列車は1時間以上待つのが中国(上海)流?。

s17.JPG 列車は快適そのもの。なにしろ“はやて”ですから。といっても、ガイドさんの話では中国では自国製と言っているらしいのですが、、。あと、切符は一等でした。コンセントもあり快適です。しかし、日本ならば回転するはずの座席がひっかかって回転しません。ガイドさんも聞いてくれましたが、動くこと自体知らなかったようです。どうも、日本製の台座に中国製のシートをのせているのが問題のようですね。空調も乗り心地も快適。杭州に行く方にはお勧めです。

  杭州駅に着くと、地下通路は人・人・人。白人も多く、日食にあわせた入り込みが覆いのだなと感じました。s18.JPG駅を出ると携帯で連絡。ほとんど待ち時間もなく車が到着。予測どおりミニバンでした。ただし、クーラーがきかず、あまり涼しくないのが辛いところ。

 

杭州の町並みを眺めながら、六和塔へ。

六和塔(りくわとう)

 

 

s19.JPG入塔料金(10元程度)が追加支払いだったのは許容範囲かな?。怪しげな簡易セキュリティーチェックをうけ(中国でフィルムカメラは要注意です)、登ると予想以上の高さ。もちろん階段なので、リハビリ中の私にはきつかったですが、十分に楽しめました。眺めもよいので登っておくことをお勧めします。

そして、昼食。実は中国で食べた地元料理の中で最も美味しかったのがここでした。飲み物は追加代金で高め。ジュースはスイカジュースのみと言われ頼んだんですが88元!。でも丸ごと絞ってあって、冷たくなくても十分に美味しかったです(氷注意は行き届いている様子)。

 お腹いっぱいになったところで西湖へ到着。蓮の池をみながら、暑い中、散策。ここでちょっとしたハプニングが。JTBのガイドさんと初老夫婦という日本人の方に出会ったのですが、西湖の遊覧船のところで、こちらのガイドが主体になにやら交渉。JTBのガイドさん少し困った様子。どうやら、子供料金二人をサービスして一艘に乗せようとしたらしいんですね。定員一杯の小舟では、優雅な遊覧とは言えず、ガイドさんはちょっと実入りがあったのかもしれませんが・・・。微妙でした。遊覧船はいくつもあり、今回のツアーで乗ったのはその中でも最も小さな手こぎ船。風情があって良いはずなんですが、こういう気苦労は嫌です。

西湖を横断して向こう岸に近いところに到着。ここから鯉を見て、ついでにクジャクに餌付け?(これは子供達喜びました)して、再度車へ。長い距離を歩き、子供達は本当に良く頑張ってくれました。散歩に適した季節であれば楽しいくらいの距離でしょうが、38℃・真夏の子連れ上海旅行にはお勧めとは言えない道程です。

 さて、このあたりで、まだ、時間は15時くらい。夕食がないツアーでも十分に楽しめるのだなと感じます。朝早いですから。ここで予定していた場所は巡り終わって、どうするのかな?と思っていたらシルク博物館か茶博物館に行くとのこと。ガイドさんはお茶の方を選んでいました。行ってみると、なんと閉館中!?。しかし、ガイドさんの目的はそこじゃなかったんですね。裏手に歩いて回るとそこは営業中。お茶の説明をしながら飲ませてくれて買ってもらうというタイプの、ある意味、お店やさんなんですね。始めての経験だったので若干のとまどいと買ってしまうことに抵抗がありましたが、振り返ってみると、ここで新人さんらしき娘さんが一生懸命煎れてくれたお茶は美味しく。子供達も喜んで飲んでくれ(そこまで炎天下かなり歩いたこともあります)、クーラーもクーラーらしい室温まで下げていてくれたので、帰国までに入らされた“閉鎖型”土産店のなかでは最もよかったかもしれません。

f.jpg さて、このあと、杭州の土産物屋が並ぶところで1時間のお土産タイム。なんとなく散策も楽しく、子供のトイレには迷いましたが、なんとか、許容範囲の公衆トイレも見つけられてとりあえずの時間帯でした。

 そして夕食。ガイドさんによると、ツアーで行く杭州料理屋さんはどこも満室で、地元のお店とのこと。若干期待しましたが、微妙に味が今ひとつ。しかも、ガイドさんだけならよいのですが、中国語しか話せない運転手さんも一緒に食事となり、微妙に肩の凝る食事タイムでした。

 ここから、杭州駅へ。しかし、時間は予想通り、一本前の新幹線に十分に間に合う時間帯。杭州駅は駅ビルという感じではなく、小規模のスーパーに入りましたが、子供達は既に歩くこと自体への疲労強く、長くはいれませんでした。結局1時間以上待合室の中で待つことに。携帯に動画を入れておいてよかったです。やっと予定の時間になりましたが、出発が遅れ、上海南駅についたのは既に10時過ぎ。日本時間で11時です。ここから3階のタクシー乗り場まで移動(途中階段!)。知り合いのタクシーの方に連絡があったようでスムーズに乗車。ここは良かった点です。もし、ここから地下鉄となったらと考えると閉口でした。

 

 総じて魅力上海のこのツアー。良くもあり、微妙に困った点もあり。炎天下に歩くことを考えると“真夏”の子連れ参加ツアーとしてはお勧めできません。でも、それ以外であれば悪くはないかな?と思います。列車は早く快適であったのですが、待ち時間が上述のとおりですから、快適な車両を選べるのであれば、バスや車でもよかったのかもしれません。ツアー内容では六和塔は第一。遊覧船は小型でも十分に雰囲気あり。一度乗ってみてもよさそう。池の散策はいまひとつ。特に炎天下では。かわりに他のツアーで選べる石和寺でもよかったのかもしれません。お土産を選んだ場所は趣きもあり疲れていなければもう少し楽しめたかな?。

 ホテルを出てから帰るまで一人のガイドさんがずっとついていてくれて、プライベートツアーでしたし、下の子はすっかりなついてしまって、嬉しそうでした。帰りの列車は、トラブルで遅れがでていたのですが、中国語でしかアナウンスがないなかで、意味を教えてもらって安心。帰りのタクシーも予約されていてスムーズ。残念ながら、他のツアーより明らかにここがお勧めとまでは言えませんが、楽しい思い出を作っていただいたなという思いです。条件が合えば(季節・時間)、お勧めです。

 

 


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