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東日本大震災:電気の復旧には何日?、翌日から広範囲の通信障害で孤立。停電が続くと水も携帯も使えなくなる。 [地震]

前記事:東日本大震災:ディノスの耐震ラッチは働いたか?。(東北地方太平洋沖地震・東北関東大地震) 東日本大震災を経験:被害は軽微な場所でも一日目で行うべき行動とは?。携帯の充電はどうする?:東北地方太平洋沖地震

 

 さて、震災2日目の朝を振り返って思うことです。

 いつになく寒さを感じながら目を覚ましました。暖める手段を奪われた断熱住宅は、例え天気が回復して外が暖かくなっても肌寒いまま。これが必要以上に体に響きます。もちろんお風呂も入れません。さらに、余震の連続。いつもだったら、一つあっただけで、しばらく話題になるくらいの余震が普通に続きます。これもまた厳しい。

 でもなんとかここまでは、想定内でした。ところが、実際に経験して特に厳しいと感じたのが、前夜まで通じていた携帯全く通じなくなったこと[がく~(落胆した顔)]。以前聞いていた話を思い出しました。「そうか基地局の非常用電源のバッテリーが切れたんだ」と。しかし、こういう事態は以前の震災でも起きており分かっていたはず。とすれば、しならくすれば回復するはず。・・・。しかし、いつになっても回復しません。唯一の情報収集手段になったラジオとワンセグを見ていると、尋常ではない被害が、尋常ではなく広範囲に及んでいることが伝わってきました。

 こうなると、被害を受けているとはいえ、この程度であるこの地域に復旧の手が差し伸べらるのは、少なくとも3日か・・。

  しばらく不便な生活が続きそうです。ご近所からの情報では他社の携帯も通じなくなったとのこと。自宅の固定電話もFAXつきですから電源がないと動きません。(以前は普通の留守番電話でしたので、有線の親機だけは停電でも通じていました)、とりあえず車のバッテリーにつないでみましたが”話し中”のまま不通です。こういうときの公衆電話と考えて自転車ででかけました。しかし、・・・通じない・・・。こういうときは話し中になってしまうのですね。(やや紛らわしい)

 数キロ圏内を自転車で動いてみましたが、携帯はおろか病院の公衆電話も全滅であり、周囲すべてが通信断絶状態に陥ってしまっているようでした。

 孤立・・・[iモード]

 充電は出来ても携帯はワンセグ受信機としてしか働かなくなってしまい、自身からの情報発信・積極的な情報収集は不可。何かあった時のことも考えれば不安感がつのります。

 しかも、停電であればガソリンスタンドも使えず、むやみに動くわけにもいきません。この時に、ご近所から停電時でも動いているスタンドがあることを教えてもらったのですが、車中泊をした家族も多いらしく、ガソリンが少なくなった車で長蛇の列とのこと。(まだ、その後のガソリン不足による混乱を予想できませんでした。後で考えると、ここで頑張って補給してもよかったかもしれません)

 以前から震災の報道などを見て感じていたことがあります。離れられない事情がある人は別として、“疎開”する人が少なく、不便でもじっと待っている人が多いこと。少しでも動けば、”普通”の生活があって、ファミレスも日帰り湯もやっているのにどうして動かないんだろう?って。

 自分が被災者になって分かりました。こういうとき、とりあえずの身の安全が確保されていれば、人間の心理状態として”じっと待つ”という心理になりやすいこと。 今のままでも不便だけれども何とかなっているのだったら、それ以上悪化するリスクを避けようと考えるということ。ワンセグやラジオでは”どこが悪いのか”は繰り返し流れますが”どこまで行けば大丈夫なのか?。そこまでの交通路はどこが大丈夫なのか?”という視点で聞くと全く流れていません。前者の情報に出てこない所は大丈夫なのだとリスクを背負って進むしかないのです。疎開するつもりで出かけて、その先が、被災地だったらもっと大変です。そうでなくても避難する人たちで満杯となり宿もなく車中泊となる可能性も(行った先の迷惑にもなってしまいます)。

 Mapionで「トラック通行実績マップ」というサービスを始めています。これはとても良いサービスだとっもいます。でも、被災者から見ても(171もそうですが)、こういう情報こそ、災害後、1時間以内にはじめてこそ意味があると思います。

 http://www.mapion.co.jp/feature/eq2011/traffic.html

 

やはり情報収集が必要だ・・[フリーダイヤル]

 思い立って車で移動してみることにしました。幸いにも前夜の帰宅のおかげで、職場までは大きな被害がないことがわかっています。 5kmほど移動したところでしょうか、携帯が通じました[わーい(嬉しい顔)]。いろいろと電話してみると、唯一、鶴岡に連絡につながりました。この後もいろいろ電話を試みて感じたことは、かからないところに何度も電話しても徒労になることが多く、不思議と連絡先によっては数度で繰り返しつながることが多いという印象でした。近隣の中で鶴岡市だけは新潟方面からの電源供給であり停電していなかったようだったんです。ガソリンスタンドが営業していることなど最低限の情報をもらって帰宅。迷いました。動いた直後に電気が復旧して笑い話となる可能性もあります。でも逆だったら・・・、電気が来ないままだとポンプが停止し、早々に水も止まるという連絡も回ってきました。上の娘は余震のたびに怯えてしまいほとんど眠れていない様子。

 動くことにしました。

 やや後ろめたい気持ちも残りますが、確実性がないことですから、情報だけを近所に残します。妻は「とにかく食べてから行きます」とだけ。相変わらず頼りになります[晴れ]

 山形市内に入ると停電は復旧していました。しかし、復旧直後は宿泊も休止状態、やっとつながっても「再開は明日から」など。でも、「ココスやってる!」 、おなかは空いていませんでしたが、うれしい気持ちになります。鶴岡にホテルもとれました。鶴岡市内のガソリンスタンドも並んでいて、コンビニには食料品がなくなっているものの、スタンドは十数分の待ち時間で給油”できます”。スーパーでは”入場制限もなく”、レジ待ちが多いくらいです。やはり”停電”という活動休止がないということは大切なのだなと感じました。

  温かな部屋でゆっくり休み、余震は感じるものの起されるほどの揺れは少なく、久しぶり(といっても2日だけなのですが、一週間くらいに感じました)の入浴。翌日も山形市内に宿をとって、月曜日の職場再開に向けて早朝に仙台へ出発しました。その日には電気も通じ、水も翌々日にはでていました。

 

 このときの判断はどうだっのか最近になって調べてみました。

 最近毎日新聞に掲載された記事にも書いてありました。

<東日本大震災>もろかった通信 携帯基地局が機能停止

 ”携帯各社は、基地局の地震対策を進めてきた。原則として震度6強程度の揺れに耐えられるよう設計され、バッテリーが数時間~十数時間持つ予備電源も装備。停電時は予備電源に切り替え、その間に移動電源車を派遣するなどして復旧することにしていた。(中略)そもそも移動基地局車は3社で計約70台、移動電源車計約110台で、これほどの広域災害には対応できないのが現状だ。

下記のサイトに関西大震災の経験からライフラインの復旧について書いてあります。

 2010-top.gif

 

”実は電気は、ライフラインの中でもっとも早く復旧するライフラインで、阪神大震災でも1週間程度でほとんどの被災地が応急的であっても復旧しています。”

下記のサイトには関西大震災での復旧が詳しく記載されています。

sinsai_title_1.gif

 

 中央給電指令所では送電線の健全な箇所を洗い出し、順次切替送電 を行った結果、地震発生直後約260万に上った停電軒数は、午後7時30分の時点で約100万軒に減少していた。(中略)停電軒数  は午後8時時点で、約50万軒に減少(中略)18日午後5時現在、停電軒数 は約26万軒 

 関西大震災の発生時刻は17日早朝ですから約半日後には80%以上が復旧、翌夕までには90%が回復していたわけです。

 知恵袋などの記事を参照すると、”一般論ですが、復旧は被害が軽微なところから順に行っていき、最後にもっとも被害が大きなところになります。”とのこと。

 通常であれば、半日から翌日までには電気は復旧することが多いと考えられているわけです。ですから、携帯基地局のバッテリーもその程度の時間を想定して設定されているわけです。所が、今回の停電は”東北地方だけでも約440万世帯”で史上最大規模。範囲も広く応援ももらいにくく、厳しい。結果的に電気が開通したのは3日目の昼。携帯の開通はその少し前の朝。前日には隣町まで来ていたのである程度の予測ができましたが、寒い中待っている身としては、”いつまでに開通されるのか?”という情報が全くないまま、ただ待っているのは精神的な苦痛も強くなるものだと思います。しかも震災から数日の疲労は特に響きます。今、震災から2週間経過し、疲れが蓄積されてきています。復興はまだこれからです。

 もちろん、仙台市内には今でもライフラインの途絶した世帯があり、家さえも流された世帯とは比べ物になりませんが、自分の家族を守るという一つ一つの努力が全体の力になっているのだと思います。そんな中で精いっぱいの努力であったと思っています。

 福島原発の事故は、まだ予断を許しません。これだけで終わってほしいと願いながら、毎日のニュースを見るこの頃です[ふらふら]

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