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VWは安全よりも経済性を優先したのか?、VW新型パサートの安全性に疑問。VW版アイサイトは採用見送り。試乗記フォルクスワーゲン [10年乗る新車選び]

 とうとう14年目を迎え、引き続き十年乗るための車探しをしています。震災のガソリン不足を経験し、実は微妙な需給バランスの上に成り立っていることを感じました。そして、ハイブリッドでもガソリンがなければ走らないことは同じで、ガソリンタンクが小さい分、一回の満タンで走れる距離は限られてしまうので、こういうときにも威力を発揮するのはPHVまでいかなければと思いました。ただ、PHVは、本当に選択肢が限られます。となると、現時点では、やはり優先順位が安全装備>走行性能>燃費であることは変わらず。

そのなか(自分にとっては)ショックなことが一つ。

前回の安全性を重要視した記事の最後に、VWの新型パサートが、11月に欧州にて発売になり、これにはVW版アイサイトである自動緊急停止ブレーキ(シティエマージェンシーブレーキ機能)が採用されたと書きました。

フォルクスワーゲン、新型パサート/ヴァリアントをパリモーターショーで初公開

このシティエマージェンシーブレーキは、2011年2月に、パサートCCのマイナーチェンジにて先行採用されました。ただ、残念なことに燃費が今ひとつ。

そして2011年5月30日、期待以上に燃費が改善されたVW新型パサートが発売されることになり、とうとう、私の長い車選びも終了かと思われました・・・。

フォルクスワーゲン・アンド・アウディ・エクスクルーシブ vol.2

でも、先日、新型パサートパサートヴァリアントが発売になってカタログを取り寄せたところ

ない[がく~(落胆した顔)]

パサートCCのカタログでは1ページに及ぶ説明があった、シティエマージェンシーブレーキの記載がすっぽりないのです。
どうしても信じられなかったので、先日ディーラーに行って試乗してきました。

営業マン曰く 「どうしてなんでしょうねぇ。」「私たちには分からないです。少なくとも採用されるという噂も聞きません」とのこと。

う~ん
まぁ、レーダー方式のみであり、カメラ方式のレガシィアイサイトや両者併用のボルボヒューマンセーフティーと比べれば、最も反応して欲しい"人"に対して反応しないので迷いがないといえば嘘にはなります。
でも、
この新型パサート、自分としてはかなりよいので、ほとんど心が傾きかけていたんです。それだけに残念。
オプションでもシティエマージェンシーブレーキを選べるのならば今頃、納車待ちになっていたかもというくらいだったんです。

 燃費はなにより革新的。ハイブリッドなど使用せず(ここが自分にとってはポイント)、10モードで18km/L台という現時点ではゴルフよりも上(たぶんゴルフは早々に追い抜くでしょうけど)、試乗車の平均燃費でさえ10km/L。町中と若干の郊外を含めて、ざっと乗ってみても13.3km/Lで、もっと延びそうな印象。70Lのタンクいっぱいでどこまで走れるんでしょう?。アクセルオフで負荷がかかるのは感じます。減速が少し早い印象です。きっとエネルギー回生しているんだろうと思えば良し。これはすこしするとあっという間に慣れてしまいました。

 アイドリングストップもおもしろいように止まってくれます。右折待ちで止めていても問題を感じないくらい。マツダi-stopの素早さには一歩劣りますが、i-stopは止まって欲しいときに止まってくれないのはストレスだったので始動は遅いにしてもパサートのアイドリングストップのほうが好感触です。。

 なによりも静かさが印象的。ほとんどエンジン音が入ってきません。
 ゴルフで気になった低速発進時のトルク変化も、感じられません。
ちなみに、個人的に大きなプラスだったのが、屋根の上についていたアンテナ(私は角と読んでいます)が、なくなったこと!!うれしい。ボルボもアウディもVWもみんなついていましたから。

ただ、少し残念なのが、直進性が少し甘いことと、それにもかかわらず、操舵性が若干落ちると感じること。ゴルフの完成度を見せつけられていなければ、気にしなかったかもしれませんが、どうしても比べてしまうので、マイナスです。
16インチタイヤのコンフォートラインだったかもしれませんが、17インチのハイラインはランフラットタイヤになっていて、長年乗ることになると、大きな維持費となってくるタイヤの価格が2-3割高く、しかも、最新性能のタイヤを選べなくなる可能性あり迷います。14年目を迎えても、タイヤによってこんなに乗り心地が変わるのかと思うことも多く、気になるところです。
といっても、これはアライメントを少し調節する方向でカバーできそうにも思います。

ただ、
”ない”ものはつけようがないんです。
ディーラーさんによると、これまでこういう形で日本仕様で”省かれた”装備は”限定版”で装着されることがあるとのこと。
しかし、限定版は高いのがあたりまえですから、ベースモデルにオプションという設定ではないですね。

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年式・グレードと名前・メールアドレスのみで査定してくれるので、冷やかしがてら自分も査定を出してみました。冷やかしだとわかっているだろうに、0-5万とちゃんと概算を提示してくれました。

さて、これに対抗する形で、ほぼ同日に発売になったのがボルボV60
試乗に行ってきました。
自動追従の試乗をしたかったのですが、強く嫌がられて断念。(前の車を実験台にできないと話していました。じゃぁ公道で使っちゃダメなレベル・・・?。別にブレーキを踏まない訳じゃないのに)
ヒューマンセーフティの体験をもう一度と考えたら、誰かが無理な試乗で”跳ね飛ばした[がく~(落胆した顔)]”らしく、ダメ。
微妙ですねぇ。あいかわず、デモで事故が起きてしまっているようです。まぁ、いざというときに100%働くことを求められた装備ではないんでしょうけど。

車の出来は、良い印象。
なによりもよいのは、操舵性。おもしろいようにクイクイと曲がってくれます。それでいて直進性はばっちり。
燃費も試乗車の平均燃費で10km/L。パサートと一緒です。e燃費で10モード達成率上位に食い込むV50の伝統を引き継いでいるようです(普通のランキングではなくて、いかに10モードとの差がないかのランキング)。
逆を言えば、10モード対策が下手すぎ?。。

ただし、残念なのが、エンジン音。これはむしろ他のモデルよりも"悪化”している印象。
音止めという作業をしていないんでは?。というレベル。新車でこれだと、数年のったらどうなる事やら。
しかも、車の数カ所で微妙なビビリ音がします。後ろでもカタカタ。
う~ん。新車なのに・試乗車なのに・・・。
やはり、ボルボ本社からフォード。そして中国の吉利と流浪の民となった歪みがでているのか・・・。
吉利は今のところ、取締役に数人を送り込み、静観を決め込んでいる(営業マンの話ですから眉唾)とのこと。まぁ、お金を出すと言うことはどういうことか考えれば・・・。
少なくとも、そのように感じてしまうブランドに、命を預けるのは精神的に良くないのではと感じてしまいます。
でも、デザインも自分好みではあります。ちょっと荷室が小さいけど。

さて、今年度のレガシィ年次変更はどうなるのか?、いつもは5月中旬なのに遅れています。震災の影響でしょうか・・。
それとも、何か大きな隠し玉が・・・。ないか・・・。2011年にマイナーチェンジなど?。(追記、レガシィの2011年マイナーチェンジ(年次改良)の情報を手に入れた時の記事も書きました。)

 そして、欧州系ディーラーの9月のイヤーモデル発売も一つのポイント。ゴルフのBluemotionによる驚異の燃費の期待。もしかしたらオプションで緊急停止ブレーキも期待します。スバルではエクシーガのアイサイト2nd採用?。

 大連立内閣となれば消費税10%は確定的であろうし、高額な買い物はその前にしておきたいところですねぇ。
 来年には車検も来ますし、このままならば減税は3月まで(これは今の政策の方向からは延びそうかとも思いますが)。
来年になれば、レガシィハイブリッドや、21年ぶりの新型エンジン採用もあるでしょう。パサートも改良されて来る可能性も考えます。

さらにその先は?。

自分にとって車というものは、待てば待つほど、変えなくなる買い物だと思います。もちろん楽しい時期。
まだ、もう少し頑張って欲しいと願いながら、今日は、車を磨きます。

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イーウェル様用
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