2024年に台湾旅行をするにあたり、決済方法をリサーチしました。結果として、選んだのは、アコムACマスターカードを利用したキャッシングと、ライフカードStellaを利用したクレジットカード決済でした。また、悪質レートATMと考えられる銀行にも遭遇しましたのであげておきます。
クレジットカード決済
下記サイトを参考にさせていただきました。
基本として、クレジットカードの決済は、その時点における為替レートに加え、
1⃣マスター・VISA・JCBなどを利用することによる手数料【国際ブランド手数料】
2⃣クレジットカード会社が独自に設定する手数料【海外ショッピング手数料・海外取引関係事務費】などの呼び方)
この2つの手数料が加わるようです。しかもこれは時価であり、国によって異なると記載されています。
クレジットカード独自のキャンペーンも行っているので、手数料が難しくなります。
今回は台湾旅行であり、実際に比較したカードについてまとめてみました。
1⃣国際 ブランド 手数料 | 2⃣海外ショッピング手数料 | ポイント 還元率 | 負担割合 | 1万円買った時 の手数料 | ||||||||
コストコカード:オリコmaster | 0.53% | 2.20% | -2.00% (注1) | 0.73% | 73円 | |||||||
楽天JCB | 0.45% | 1.60% | -1.00% | 1.05% | 105円 | |||||||
イオンカードJCB | 0.45% | 1.60% | -0.50% | 1.55% | 155円 | |||||||
P-one Wiz master | 0.53% | 1.90% | -1.40% | 1.03% | 103円 | |||||||
ライフstella VISA | 0.44% | 2.20% | -3.50% | 0.86%還元 | 86円還元 | |||||||
Revolut | 0.10% | 0.00% | 0.00% | -0.10% | 10円 | |||||||
アコムACカード[キャッシング] | 0% | 0% | 0% | 0% | 0円 | |||||||
注1:コストコカードが2%還元キャンペーンを行っていました。通常は1%還元。
台湾は、国際ブランドによる差が少ない国のようであり、多くの国で強いと言われているJCBの優位性は、ほぼありませんでした。海外ショッピング手数料も1.6~2.2%でしたので、カードが元々持っている、還元率も影響した印象です。結果として、1⃣・2⃣ともに最小であったイオンカード(イオンで使わないとポイント還元0.5%)の負担割合が最も高くなりました。楽天カードは5と0のつく日は2倍キャンペーンが適応になるか不明でした。(海外であり利用当日に決済されるか不明。なにより、街での利用になるかどうか不明)
海外利用キャンペーンは、楽天カードのみ海外でも楽天カード!3000円以上利用で最大30,000ポイントが当たる!のみでした。
結果として、海外利用3%キャッシュバック+0.5%ポイント還元のライフカードstellaが最も負担割合が少なく(むしろ、ポイント還元が勝ってプラス)、旅行前にカードを作り、ホテルの支払いなどはこちらを利用しました。初年度年会費無料ですが、2年目から1375円なので帰国後、ポイントをもらったら解約する方向と考えています。(カードは申し込みから1週間ほどで郵送されました)
手数料が低いことで有名なRevolutを比較のために提示しました。検討したのですが、あらかじめ入金が必要で、しかも理由なくその口座が凍結されてしまうという可能性もあるとのことで、数百円の手数料のために契約するのは本末転倒と感じました。
さて、実際の決済ですがレートの影響が大きく、計算通りとはなりませんでした。
コストコカード(オリコ)は計算上は73円の所、当日のレート4.6799円/元の日に、4.8549円/元で決済されていました。1万円換算だと440円の手数料。ポイント還元200円でも220円の手数料負担です。前日のレートで計算すると128円手数料負担。前々日のレートでは40円の手数料負担。検証には至りませんでした。
ポケットカードPoneWizは計算上103円の所、同様の計算で負担額214円。ポイント還元で140円ですから、74円負担。やはり計算通りではありません。
現金(両替)
さて、台湾は現金社会であり、今回の旅行でも現金比率が高めでした。
アコムACマスターカードを利用したのは下記サイトを参考にしました。無人くんではなく、ネットで申し込んだところ、申し込みから1週間ほどで送付されました(年会費無料)。
ネット上の記事で「台湾での海外キャッシングは、台湾のこの銀行のATMがお得!」と書いてある記事を見かけたのですが、それは間違い。日本のクレジットカードを使った台湾でのATM引き出しでは、現地の銀行が設定するATM手数料(ATMオーナー手数料)は取られず、どこの銀行のATMを使ってもレート&手数料は同じだからです。
との記載もあり、治安のよい台湾であれば大丈夫だろうと思い、必要になるごとに、台北市内にたくさんあるATMで細目に3000元程度の引き出しを行いました。
ATMの操作。そしてその後の返済方法は、日本でキャッシングして返済まで行って予行練習もしました(日本だとATM利用料110円とられます。注意#59124;)。
現地に行って困ったのは、楽天銀行でペイジー払いをしたところ、一回目の返済は問題なかったのですが、二回目は、銀行側で支払いが拒否されましたという主旨の表示が出てしまい、繰り返してもダメになってしまったことです。結局2回目以降はOLIVEのために開いていた三井住友銀行から行いました。こちらは2回目以降もスムーズ。
桃園空港のATM・市内のセブンイレブン。九分に行く最寄りの瑞芳駅近くのセブンイレブンなど、手数料100元の文字は出るものの(実際はとられない)、引き出しはスムーズでした。
両替記録をみると、4.719~4.8元でほぼ当日の為替レートと変わりはありませんでした。
しかし、一か所のみ、悪質レートを推奨するATMがありました#59121;。
予習しておいて正解でした。
台北北門の近くにある、大きな銀行のATMであり、問題はなさそうにみえました。
その銀行は臺灣企銀です(ウィキペディア)。
日本語対応のATMがある臺灣銀行(台湾銀行)を探していて、臺灣企銀が目に留まり、あまり深く考えずにATMを操作してしまいました。
結果、[not conversion][conversion]を選択する操作が最後に現れました。
この時点で、操作を中断しようとしたのですが、[not conversion]を選択した所で、現金が支払われてしまったために、焦りました。アプリで返済金額と照らし合わせ、他のATMと差がないことを確認し、一安心。
[not conversion]を選択せずに、そのまま操作板のキャンセルボタンを押すべきであったと反省しました。
(残念ながらスクショはとっていないのですが、家族全員に、見せて学びとしました)
後日、この銀行を見ると、口コミも悪く、実は銀行に付属したATMこそ、銀行名に注意なんだなぁと感じた次第です。念のため、グーグルマップのスクショを貼っておきます。