中国上海子連れ旅行記(準備編) [上海子連れ旅行記]
「日食を見てみたいなぁ。」
今回の旅行は、娘が言ったこの一言で始まりました。日付は7/22で夏休みで行けます。
年に一回位は世界中のどこかでおきている日食ですが、夏休み期間中でしかも日本でおきるということは、なかなか望めません。
ちょうど私が娘くらいの頃に、部分日食を見て、皆既日食が見たかったけれど行けなかった寂しさを鮮明に思い出しました。
”よっしゃ見るぞ!”と気持ちが決まりました。
それに、”日本でおきる皆既日食だし安心でいいだろう”なんて軽く考えていたのです。出発まで2ヶ月前のことでした。
しかし、ここから旅行が終わるまで、この時は、そこまでの苦労がこれほどになるとは予測していませんでした、、。
今回の皆既日食は日本の陸地でおきることはニュースでよくやっていましたので知っていました。
実際に調べてみると種子島の一部から屋久島、そして小さな島(有名な悪石島も含む)を中心に奄美大島の北部までです。
屋久島は、以前行ったことがあり、海洋に高い山という特殊な事情のため、雨が多く、観測には不向き。
小さな島は、あきらかに受け入れできる状態ではなく、テント泊まり。子連れには無理です。
となると奄美大島。幸いなことに北部に空港や港が集中しておりアクセスも良さそうです。地元から直行便がある沖縄に観光に行ってついでに日食などという軽い気持ちで、情報収集をはじめました。
しか~し、飛行機は既に満席。フェリーは一ヶ月前からの予約ですが、航程が半日以上。家には船酔いしやすい家族もいます。しかも、日帰りは無理な日程。宿はほぼ満席。テント泊まりのみ。真夏の南の島。無理・・・。
(近畿日本ツーリストが、専用ページを作っていて、ここがわかりやすかったのですが、もう既に閉じてしまっているようです。今もリンクが残っている奄美大島サイトの地図を貼っておきます。)
でも、ここで、やめては、寂しいまま。となると海外。第一に候補に挙がったのは上海でした。しかし(今もそうですが)、私は今の中国には抵抗があります。サッカーアジアカップのあのブーイング。それに過密な都市の状態。
他にはないんでしょうか?
左は、日食がおきる場所です(画像はNASA提供のものです。いつなくなってしまうかわからないのでとりあえず転載しておきます。)
かなり広範囲で見れますが、インドは無理ですね。中国も内陸部は沿岸部から国内便乗り継ぎしかありません。その他は海の上。船の上からであれば観測には不向き(揺れる)ものの、見る確率は高いということで探してみましたが、ツアー代金が100万など。とても子連れでは・・・。
となると中国にやっぱり戻っていきました。交通の便・宿泊施設・ツアーの豊富さ。どれをとっても上海が一番です。しかも来年の万博に備えてホテルの建設ラッシュがおきているとのこと。
やっぱり中国かぁ、
不思議と、前回のソウルを思い出し、縁があるのかなぁっと思い直したところでした。ソウルも中国同様に抵抗があったのですが行ってみたら、また行きたいくらい良いイメージが残ったからです。
ツアーを探し出すと、”日食ハンター御用達”みたいなツアーもあるようです(国際航空旅行サービス) 。ここのサイトは参考になりました。しかし、子供は駄目。ここまでじゃなくていいかな?と思い直しました。
地元発のツアーも含めて本当に様々なツアーがあるんですね。しかし、子供料金がないところがほとんど。しかも、せっかく夏休みをとれて、連休に近いのに連休の終わりの19~20にでて土日前の24日に戻ってくるような弾丸ツアーばかり。問い合わせてみても混乱が起きそうと言うことで、延泊も前泊も不可。う~ん。せっかく行くのだから観光もしたいなぁ。よくばってみました(でも、本当は、この時点で考え直すべきだったんですね。どうしてこういうツアーしかないのかっていう意味を)。
最終的に候補に残ったのは
案1:航空券+ホテル手配+日帰り日食オプショナルツアー
案2:航空券+現地発日食ツアー(4泊)+延泊
日帰りツアーは朝の4時半や5時半発。難しそう。しかも、行った先での待ち時間が炎天下の公園や校庭・ホテルの駐車場など。子供を待たせるのは心配。上海のホテルから見るという選択肢もあるもののスモッグで見れない可能性ありとのこと。結局、案2になりました。
さらに、空港の待ち時間を考えて、上海で国際便が主に発着する浦東国際空港ではなく、最近、ソウル金浦と羽田からのみ国際便が発着する虹橋空港に、あえて変更しました。新型インフルエンザ対策のために隔離されることも、可能性としてはあり得ることも心配でした。
ここまでで、準備は7割方完了。予約が終わったときには今までになく疲れました。
といっても、この選択は、後で考えると、最善策ではなかった可能性は大いにありです。
う~んっm