F-Power倒産後、FPSも続けて撤退。とうとうはなカメくん電気も供給停止となりました。悩んだ結果、東北電力に戻ることになった顛末を記事にします。


 2018年9月に”新電力で、自分にとってお得な会社選びをしてみる。東北地方で冬場の使用量が多く、400kW以上ならどうするのがお得なのか”にて比較し、決定したはなカメくん電気 でした。2022年昨年末、F-Power倒産!はなカメくん電気(亀井組)の電気料金へ影響はあるのか?にて、無事にFPSへ継承が決まりホッとしたという記事を書きました。

 ところが、2022年9月「【株式会社FPS】低圧事業の撤退に伴うご契約終了のご案内」というメールが届きました。

 https://download.f-power.co.jp/652/20220920.pdf

 つきましては、現在締結頂いております低圧電気需給契約の終了をご通知申し上げます。
低圧電気供給約款第37条に基づき、本日より3か月後の検針日(12月20日以降の最初の検針日に
相当致します)をもちまして、お客様との電気需給契約を解約させて頂きます。

とのことです。

 10/7になって

 尚、お手続の完了には、いずれの電力管内におかれましても、一定の日数を要します。
 現在、大手電力各社様に多数のお申込が集中しておりますことから、お手続にはより多くの
 日数を要するおそれがございます。

などと、契約変更を急がせるメールが再送されてきました。


 切替には2週間~4週間と書いてあることが多いので、11月中旬に切り替えればよいかなと考えていました。はなカメくんは、やはり安いですからぎりぎりまで契約していたかったのです。

 でも、電力が停止されると、困ります。ここが、微妙にぼかしているんです#59124;。

エネチェンジさんのサイトを見ても、分かりません。


まぁ一人暮らしならば、”そのままにしているとどうなるのか?”などという検証記事を書いても面白いかもしれませんが、家庭持ちとしては、そんなことはできません#59103;

 というわけで、最近行ったばかりでしたが、新電力・旧電力の再比較を行ってみます。

 価格COMでもあいかわらず電気料金比較がありますので、そちらも見てみます。

 エネチェンジさんと提携しているようです。


 見るたびに、お勧めが変わっていて、今回は、今まで確認したことがない電力会社が出てきました。

 いずれも、現在のはなカメ君でんきより”割高”です。

 さて、今までのように内訳を見て整理していきます。






電力会社
基本料金60A
~120kW
120~300
300~400
400kW~


東北電力B
1980
18.58円
25.33円
29.28円
29.28円


東北電力よりそう+ファミリーバリュー
1980
22.76円
22.76円
22.76円
27.71円


はなカメくん電気
786.54
23.61円
23.61円
23.61円
23.61円


ピタでん(使った分だけ)
0
25.71円
25.71円
25.71円
25.71円


楽天でんき(ポイント割引0.5%)
0
28.80円
28.80円
28.80円
28.80円


looopでんき
0
28.0円
28.0円
28.0円
28.0円


おうちでんき(110円/月/スマホ1台)
1980
18.39円
25.07円
28.98円
28.98円


TERASELでんき
1980
18.38円
24.23円
25.9円
25.9円


シナネンあかりの森でんきプランB
1980
18.02円
24.57円
28.4円
26.35円


PinTでんき フラットB
1980
23.58円
23.58円
23.58円
23.58円


ハルエネでんきシンプルプランH
1544.4
19.88円
26.48円
30.57円
30.57円


ミツウロコでんき
1980
20.61円
23.22円
26.8円
26.8円


PinTでんきB
1980
18.58円
25.33円
29.28円
29.28円





こんな感じです。赤文字が低い数値です。基本料金があまり変わらなくなり、0円は高めの単価になっていますので、以前よりは、少しは分かりやすくなりました。

 ほとんど使わないのであれば、基本料金0円プランがお得。

 400kWh程度であれば、東北電力のプランも比較対象になりそうです

 次に、自分の家に特化して換算してみます。

私の家では、電気使用量が多く、60A契約で、概ね「春~秋8か月で500kWh前後、冬場4か月1000kWh 前後」という傾向です。夜間・昼の使用量の差については、検証が難しいので無視します。





 
基本料金
春~秋/月
冬/月
年合計


東北電力B
23760
12645
27285
234060


東北電力よりそう+ファミリーバリュー
23760
11875
25730
221680


はなカメくん電気
9438
11805
23610
198318


ピタでん(使った分だけ)
0
12855
25710
205680


PinTでんきB
23760
12645
27285
234060


PinTでんき フラットB
23760
11790
23580
212400


TERASELでんき
23760
11747
24679
216452


楽天でんき(ポイント引後)
0
14400
28800
229248





こんな感じです。価格COMの比較通り、「PinTでんきフラットB」が安くなるようです。やはり300kWh以上の低料金が響いてきます。

次に、燃料費調整額や再エネ賦課金を検討していきます。

これまでは、この2つの料金は各社で差がなかったので比較対象にならなかったのですが、

東北電力のHP 

https://nenryohi-chosei.tohoku-epco.co.jp/


こんな感じで、6月くらいから、燃料費調整額の上限となってしまい、差額は11月の時点で7円以上になっています。

一律で、上限撤廃をするかと思っていたのですが、


なんと、東北電力では、従量電灯については、上限を設けたままとするとの事。

500kWh程度の使用量では、2円差があると、1000円変わります。

1000kWh になると、4円差程度でPinTフラットBと東北電力従量電灯Bの月額料金が逆転します。

しばらくはこの状況が変わらなそうですので、上記ページにリンクを貼って、東北電力従量電灯Bの契約でいこうかということにしました。