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中国上海子連れ旅行記(上海総論)  [上海子連れ旅行記]

 昨年、上海に子連れ旅行に行った経験からも、この上海万博の記事に妙に納得してしまいました。テーマも「より良い都市、より良い生活」というところには、納得しきりです。そのテーマへのエネルギーを強く感じました。それに対して 日本間のテーマは「心の和、技の和」。こっちが落ち着きますが、日本も上海のエネルギーを持っていた時代を忘れすぎているのかもと思ったりします。

「押すな」「どけ」「走るな」怒声飛び交う入場門

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/386370/

 

今になって、振り返って上海。

 

不思議な記憶が残っています。

 上海に行って総じて感じたのは、余裕がないイメージ。とにかく儲けを取り逃さないようにしようという感じでしょうか。1日目の杭州ツアーのガイドさんにしてもチャイナエクスプレスのツアーにしても、観光客を“もてなす”というイメージより、お金儲けの手段が来てくれた“という感じ。見せてやっている的なところはないんですが、あからさまにガイドさん達の懐に入るんだろうなぁという事。お土産物屋さんに閉じこめられて、バス毎にナンバリングされた券を渡されたり、杭州のように、明らかに定員オーバーで値切ったんだろうなぁということをされたり、言葉がわからないから大丈夫だろうって思っているんでしょうが、明らかにわかることをされると不快ではあります。

 これは、国民感情や成熟度によるんでしょう。唯一、救いだったチャイナエクスプレスの谷ガイドさんが言っていた言葉がありました「最近の上海は、中国人の良いところが見えなくなって悪いところだけが残ってしまっているように思う」と。言われてみてその通りと思いました。お金儲けも悪いとは言いませんがスマートにしてほしいものです。これは、しかし、急速すぎる都会化に人がついていっていないのではないからではないかと思います。次第に豊かになることが当然となり、今の都会に育つ世代が大人になるころまで待たないといけないのかもしれません。

 よく言われる著作権問題も、振り返ってみると20年前ならば、日本でも当たり前のようにソフトのコピーを行っていました。

 

 それから一人っ子政策のためか、子供に厳しいというイメージが残りました。子供料金の設定がないか、あっても少なかったのです。衣料品も子供用品が特に高い!。日本の商社マンの尽力に感謝しながら、日本に帰ってmade in chinaを買おうと思いました。

 インフレの影響も強いのだと思います。ある意味バブル(実体がある?)が膨らんでいる時代。一昔前は日本から見れば1/10~1/2の値段であっただろうと考えれば、その範囲内ならばしょうがないかなと思われたことも、ほぼ同じ物価~若干割高と感じる値段まで上昇してしまった今では、十分に不快に感じるレベルにまで到達してしまっているのではないでしょうか?。元のレートが国策で固定されていることも、影響しているのだと思われます。レート変更の圧力も必然という印象があります。このままでは外国に物を買わなくなるのではと思われました。少なくとも“2つの中国”の富裕層からは。そういう意味でも転換期でしょう。

 

 娘にも何回か聞きましたが、上海旅行は大人が楽しめなかった事もあるんでしょう。ちょっと、こりごりという感じらしいです。子連れでは積極的に大人が楽しむことなにより大切だなとあらためて感じます。

 

 これで1年近くにわたって振り返ってきた上海子連れツアー旅行記は終了です。

 さて、今年はどこに行きましょう。

もちろん子連れで。


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