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東日本大震災を経験:被害は軽微な場所でも一日目で行うべき行動とは?。携帯充電器・手回し充電器は役に立った?:東北地方太平洋沖地震 [地震]

 震災から一週間。少し気持ちが落ち着いてきてブログを書く余裕もできてきました。振り返って自分の“プチ”被災体験を書いてみます。もちろん最もひどいのは沿岸部ですが、その周辺も大丈夫だけどそれなりに大変。一番、多そうな経験を書いてみようかと思いました。

 

 とうとうこの日が、、3月11日14時46分、、これまでの人生の中でもっとも大きな地震でした。99%で起きると言われた宮城県沖地震次第に%が高まっていましたから、覚悟はしていたもののそれ以上。

 岩手宮城内陸地震や宮城県南部地震も経験しましたが、その比ではない。

The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震です(気象庁命名)。

(他にも「東北関東大震災」「東日本大震災」「東北・関東大地震」「東日本巨大地震」「東日本大地震」「3・11大震災」など)

 でも、覚悟をしていたせいか職場のほとんどの物が落ちても、立っていられないほどでも、停電が起きて非常用電源に切り替わっても、どこか冷静な自分がいました。落ちてくるもので自分がけがをしないことを第一に考え、そして”なんとかこれだけでおさまってくれ”と願いました。耐震性があるはずの職場の建物はさすがにびくともしていない様子。外を見ると見渡す限りで木造も含め倒壊した建物や明らかな火の手もなく、安堵感が。あれほどの激しい揺れにも関わらず、怪我をした人もほとんどなくみな耐えていました。

 岩手宮城内陸地震の緊急地震速報岩手北部地震の緊急地震速報をレポートしてきましたが、今回の緊急地震速報は14時46分。携帯に受信されていました。しかし、持ち歩いていなかったので役には立たず。といっても、ワンセグをちょうど見ていた方の話では、速報を見て、揺れても大丈夫そうな所に移動し構えるだけの時間はあったらしいです。

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 しかし、その後、とんでもない状況になるとは、、夢中で安否確認をしている自分には予測がつかなかったんです。

 電源が落ちると、テレビは使えなくなります。もちろんパソコンも。いつものようにテレビやインターネットで震度情報など速報を得ることができません。だれかが非常用持ち出し袋のラジオをを思い出しました。つけたとたんに飛び込んできたニュースは“津波””予測の高さ”6m” [がく~(落胆した顔)] 「なに!」。これまでも津波注意報はずいぶん見ました。しかも長いことテレビに表示されるので”ちょっと邪魔”程度しか思っていませんでした。大体は誤報か数十センチの潮位上昇のみ。(つい前々日も5弱で1mの予測でそれ以下)、しかし、今回は地震が半端じゃなく、しかも高い!。幸いにも沿岸部ではないので、気にしながらも余震を警戒。していると、誰がが持っていた充電式のワンセグテレビに仙台空港を埋める土砂の映像が!!。津波最大波到達は毎日新聞の記事によると4時前ですから1時間少しあったようですが、ドタバタの中での体感時間は10分程度です。(この時間に仙台空港にジェット機がいなかったのは偶然の結果だったようですね。「TRAVELHPの日記」サイトで疑問が氷解しました。)

 ここからはもう繰り返しニュースで流れていますね。

 

 さて、自分の小さな経験から、経験してみるとわかったことをいくつか。 

 通話は予想通りメールも含めて不可。でも、”揺れ始めたとたんに“かけた携帯のみはつながっています。その後、よくありがちな家族との連絡ができない状況になります。

 一般電話も不可。災害に強い公衆電話に行ってみます。(硬貨の用意を忘れずに、テレフォンカードはダメです)。とりあえずかかります。ただ話し中で家にかけてダメ。早速こういうときの”災害伝言ダイヤル ”。所が、既に一時間近く経過していたにもかかわらずアナウンスは「そちらの地域は災害地域ではありません!!」です。これってニュースで使えるようになったと聞いたのは3-4 時間ほどしてから。最も連絡が取れない時期は役にたたないってことがわかりました。通話制限がかかったら自動的に適応になるくらいのフレキシブルさは欲し いですね。伝言ダイヤルが使えるずいぶん前にはメールや妻の携帯に公衆電話からの通話が可能となり、家も家族の無事も確認できて、用がなくなっていました。(実は、この後、普段は連絡が来ることがない友達などから電話がずいぶん来ていたようで、災害伝言ダイヤルを確認した人もいたようなんですね。とりあえず、災害伝言ダイヤルが回復したら、”無事”のメッセージだけでも入れておいたほうがよいものなんだなと後で感じました)

 半分放心状態のまま職場の片づけると帰宅の問題が・・・。首都圏と違い、歩くことはできない距離ではないですが、できれば車で帰りた いところ。しかし、こういうときの情報源であるラジオは津波と震源など一般的な情報を繰り返すのみで”何が使えるのか?”何が大丈夫なのか”は、全く流 してくれません。自分の目で見える周囲と伝言のみが頼りとは情けないばかりです。家からの情報をつなぎ合わせて、交通止め情報もないので、とりあえず帰宅 を始めます。

  道はいつも通り。あれほどの震度なのに関西大震災とは違って建物や道路の被害は軽微です。ただ、橋の段差が大きかっただけ。普通車でもバウンドがあるくらい。

 ここでやっておけばよかったと思ったのは自家発電を持ったガソリンスタンドへ寄っておくこと。停電だからダメだろうって勝手に思っていたんですが、結構備えがあるスタンドはあるものなんです。地震の次の日には、そのようなスタンドに長蛇の列ができますので、少々の列 でも並んでおけばよかったと後で思いました。

 今は閉鎖しているようですが、以下のENEOSのサイトから検索ができるようですから覚えておくとよさそうです。

震災時給油可能サービスステーション

 

 当日は、帰りつくことで必死で(だからスタンドも列が少ないのでしょうけど)、とにかく 家を目指しました。そういう心理状態になるものなんだなぁって。後で思います。真っ暗な家に到着です。とりあえず備えておいた非常持ち出し袋は役にたっていて、懐中電灯はいくつか動いているようです。この日は疲れもあって直ぐに眠ってしまいました。でも”寒い”。

 外には雪がちらついています。

 

 停電時に最も役に立った情報源が“携帯のワンセグ”です。!。電池切れには注意!。2年を経過していて電池を二つ持っていたのが幸いしました。ドコモの電池パック安心サポート”です。2年ならば古い電池もまだ使えるので、こういうときの為に充電したものを持っていてよかったと思いました。

 こういうタイプの携帯充電器も持ち歩いています。安心になりました[グッド(上向き矢印)]

 

 でも、持っていない方に貸し借りができるわけではないので、乾電池を使うタイプも”貸すことができて”役に立つので良いかなと思いました。ちなみに、こういうときの豆知識ですがFOMAはソフトバンクの3Gと同様の端子なので携帯充電器の使い回しができます。

 

 ただし、結果として、いろいろな意味で役に立ったのは手回し充電器携帯充電器)でした。なにより安心感が違いました。わかってはいても”いつ復旧するか?”はわからないままですから、電池は有限ですし、いつまででも大丈夫という感覚は違います。何かすることがある[猫]のも実は安定剤になりますし、我が家では、皆が代わる代わるなんとなくまわしていました。

 こういうやつです。

 

 でも疲れるのは確かなので、太陽電池式の携帯充電器もあると良いなと思います。値段が落ち着いたら購入しておこうかと思っています。

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 それから、普段、震災のことを考えて用意しようか迷っていたもので改めて感じた物は”電池式の灯油ストーブ”と”カセットコンロのガス”です。これはあっという間に売り切れです。地震が起きたらまずは買えません。食料は、あまり食べる気にもならないので、持ち出し袋に入れたビタミン剤とお菓子程度で十分。

 3月の上旬では仙台は冷え込みます。いつもは暖房をつけて寝るほどですが、電気がなければ 最近の高気密住宅に使える暖房はすべて止まってしまいます。”電池式の灯油ストーブ”があったとしても寝るときは使えません。昔の灯油ストーブで暖をとってしまって一酸化炭素中毒で病院に運び込まれたという事故も何件か起きたようです。

 寒い中家族が集まって眠りました。

 余震も続きます。いつもだったらそれだけでびっくりしてしまうくらいの余震が何回も。

 こうなると”地震酔い”という状態にもなるようで、娘は揺れていなくても怯えてしまう始末。

「いつも揺れている感じがする」 「地震酔い」の症状訴える人急増

 

 幸いにも携帯は夕方から夜にかけてアクセスも改善し、心配していた兄弟や従兄とも連絡がとれました。

 「明朝になったら、きっとよくなっている」と思って、その日は眠りました。

 

 でも、次の日から、もう少し厳しい事態が待ち構えているとは思いませんでした。

 一日目にすべきことはもう少しあったのです。

 

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次記事:東日本大震災:ディノスの耐震ラッチは働いたか?。[2011/03/20 22:35]
     東日本大震災:翌日は広範囲の通信障害で孤立 [2011/03/26 11:16]

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